一京綜合法律事務所

クライアントの声 株式会社NAVICUS

Interview
株式会社NAVICUS
代表取締役 武内一矢さま
彼は法律専門家であり、共に事業を伸ばしてくれるパートナー。
株式会社NAVICUS(ナビカス)さまは石橋京士弁護士と顧問契約を結ばれています。契約されたのはいつごろですか?

弊社の創業は2018年ですが、事業を始めて間もないころに石橋さんに顧問弁護士になっていただきました。「ベンチャー」というと、弁護士をつけない企業も結構あると聞きます。しかし私は、他社との契約等を丁寧に進めたいと考え、また、それが社員を守ることにもつながるとも思っていたので、弁護士は「つける」と決断しました。その一歩を踏み出せたのは、石橋京士という「人」に出会ったことが大きいです。

それは、「石橋弁護士だから」顧問を依頼したということでしょうか。

たとえば、石橋さんはただ単に契約書などのリーガルチェックをするだけでなく、事業の中身も一緒に見てくれます。彼は、自身の強みとして「ビジネスへの理解力の高さ」をあげていますが、それはほんとうです。弊社のことを徹底的に知ってくれた上で、法務的な目線に加えてビジネス的な第三者目線でも一つ一つの判断がプラスになるかどうかを吟味してくれる。これが、ありがたかったです。

以前の職場で、私は別の弁護士(=その会社の顧問弁護士)の仕事を見たことがあります。その弁護士からいただく「お戻し」は、大抵の場合「これは法律上問題ありません。合法です」といったものでした。ところが、石橋さんはそういった返事に加えて、「この案件は無理にリスクを取ってまで引き受ける必要があるのですか?」等とコメントしてくれます。その意見がとても的確だったんですね。

特に、創業して日が浅い、少人数のベンチャーにとって、「客観的な意見を言ってもらえる機会」は貴重です。彼のおかげで施策がより良くなったこともあります。私は、彼を「外部の法律専門家」というよりも、「われわれの事業を一緒に伸ばしてくれるパートナー」だと思っています。

弁護士がそこまでコメントできる。信頼関係のなせるワザですね。

石橋さんだからできることだと思います。彼の行動や態度から、弊社に関心があることが切々と伝わってきます。もし事業に関心がない人からアドバイスをもらっていたら、「そんなこと、言われなくてもわかっているよ」と反論したくなるでしょう。ですが、石橋さんは本気で弊社のことを考えてくれるので、「そういう視点もあるのか」と受け容れることができます。彼のもう一つの強み、「親しみやすさ」もほんとうで、だから顧問弁護をお願いしました。

石橋弁護士にはどのような仕事を依頼していますか?

弊社はマーケティングの支援業務・業務代行を行っています。とりわけ強いのがSNSを使ったプロモーション業務の代行などです。NAVICUS Plus(ナビカスプラス)というプラットフォームを使って、SNSマーケティング等に強い副業人材と事業をマッチングするビジネスも展開しています。そこにはたくさんの契約書が介在しますが、石橋さんにはそれらの法務的なチェックをお願いしています。また、プライバシーポリシーの策定時には監修もしていただきました。加えて石橋さんに依頼しているのが、契約上懸念されることがあった際の折々の相談です。

「懸念点について、何か行動を起こす前に相談を」というのは、石橋弁護士が常々主張している「予防法務」という観点からも大切ですね。

たとえば、SNSのプロモーションには法律的に把握が難しい点が多くあります。画像を使う際には著作権が絡んできますし、キャンペーンを打とうとすれば、抽選方法などをどう明記するかといった景品表示法が絡んでくる。そういった法律の網に知らない間に引っかかってはいけません。石橋さんはそういった細かな懸念も解消してくれますし、彼には、まさに「著作権法と景品表示法を解説するSNS運用セミナー」に出演してもらったこともあります。

事業そのものにもコミットしてくれたと。

実は、出演を依頼して良いのかどうか(それが顧問契約の範囲内なのかどうか)、セミナーの構想段階ではわからなかったので、恐る恐る石橋さんに声をかけたのですが、彼は「僕が断るとでも思ったんですか?」と二つ返事で引き受けてくれました。

個人的には、石橋さんの武器は「親しみやすさ」とともに「共感力」だと思っています。以前、私が考えている未来的な事業のビジョンについて彼に語ったことがあります。それは、貧困などで人生の選択肢が「閉ざされている」あるいは「見えない」という人たちにチャンスを提供するという展望です。その話をした時に、彼は――私と同年代ということもあるからでしょうか――涙を流しながら「武内さんがやろうとしていること、好きだなあ」と言ってくれました。こういったこともあって、石橋さんは私の心の支えにもなっています。

まさに、「共感力」の強さを物語るエピソードです。

弊社はありがたくも創業から事業を拡大し続けることができています。従業員も増えました。そのため、当初は私が石橋さんとメインでやりとりしていたのが、状況が変わり、今は各担当者がメインで彼とコミュニケーションを取っています。ですが、各事業フェーズで石橋さんとのやりとりが滞ったことはありません。彼のことは、顧問契約以前から「ベンチャー支援に強い弁護士」とも聞いていたのですが、それも評判どおりでした。これからも、ともに事業を拡大していければ嬉しいです。