一京綜合法律事務所

クライアントの声 株式会社バリューブックス

Interview
株式会社バリューブックス
取締役副社長 中村和義さま
彼の事業理解力に驚き。個々の社員が直接相談できるのも魅力。
 御社は、古本の買い取り・販売会社として有名です。石橋京士弁護士にはどのような相談を日常的にされているのでしょうか。

相談内容は多岐にわたります。それこそ、弊社の社員は一人一人がダイレクトに石橋さんに質問をしていて、各業務によって依頼事項も多彩です。私たちは、法務担当のような決まった人間と石橋さんがやりとりをするという形をとっていません。いま申し上げた通り、(チャットツール等を用いて)各人が直接、石橋さんとコミュニケーションをしています。

たとえばカスタマーセンターにお客さまから厳しいご意見が届いたとします。それに対応する際、「法律的に気にしなければならない点があるか」といったことを石橋さんに聞くわけです。古本をめぐる売買にも法律が相当に関わりますから、顧客からの問い合わせに真摯に応じるために彼の力をお借りしています。

もちろん、石橋さんには、プライバシーポリシーや利用規約の改定から契約書の見直し等まで、大きなことがらにも携わっていただいています。

現場から直接、細かな質問もなされているのですね。

当初は「石橋さんの負担になるかな」と思っていました。ですが、「チャットでも相談させていただいてよろしいでしょうか」とお願いしたら、石橋さんは二つ返事で引き受けてくれました。個別具体の質問が現場の社員から寄せられることは、正直、石橋さんにとっては大変なことだと思います。でも、彼の温情が素晴らしくて、今は遠慮せずに相談を持ちかけています。

弊社のチャット内には、石橋さんに問い合わせるためだけに使われる“専用チャット部屋(名称は「法律相談」)”が設けられているんですね。そこで、「今度、チラシにこういったことを載せるのですが、景品表示法上、問題ないですか?」「このポイント付与の仕方は法的にどうですか?」等々、石橋さんに質問をさせていただいています。

石橋弁護士に仕事を依頼しようと思ったきっかけについて教えてください。

弊社には、さまざまな分野で社会的な課題解決をめざす団体(NPO・学校・自治体)に本をお金に換えて寄付をする「チャリボン」という事業があります。このサービスを通じて構築した非営利団体とのつながりが多く、そういった非営利団体の法的支援で定評があった石橋さんにもつながり、相談をさせてもらったのが最初でした。

世にいる弁護士の中でも石橋弁護士を選ばれた理由はどこにあるのでしょうか。

彼に入っていただくまでの弊社は、わずかばかりですが、個別案件ごとに弁護士に法律相談をしていました。石橋さんはそんな弁護士の中の一人でした。まさに、利用規約の改定や契約書の作成をお願いしていたのです。そこから、さまざまな形で彼が話を聞いてくれるようになり、相談量も増加。そしてある時、「顧問弁護士という関わり方で御社とお仕事ができれば、こんなメリットがありますよ」と教えてくれました。都度都度、個別に弁護士に請求書を出すよりも、顧問弁護士ひとりに就いてもらった方が、弊社としても確かにコストパフォーマンスが良かった。

御社のメリットが最大になるように提案をしてくれたのですね。

ええ。彼の人柄にグッと惹かれて、彼を選びましたね。石橋さんの誠実さは、たとえばレスポンスの速さに表れています。彼も相当に忙しいと思うのですが、チャットで質問をすると、素早い返信が送られてきます。そのため、弊社の業務に滞りが出ません。私たちはこの状況にかなり甘えさせてもらっていて(笑)、私なんかはラフで気軽な会話もしています。「こんなこと、聞いていいのかな」という躊躇はまったくありません(笑)。

相談内容に応じた「働きぶり」は、いかがですか。

法律の話というと「難しい」と思われがちですが(実際はそうなのかもしれませんが)、石橋さんの手にかかると、私たち一般のビジネスパーソンにもスッと理解できるような話に変わるんです。しかも、彼はビジネススケールに合わせてゴール設定をし、そこからの逆算でスピーディーに仕事の組み立てもしてくれる。

彼の素晴らしいところは、ヒアリングを徹底的に行ってくれることです。私たちの本社は長野県上田市にあるのですが――そしてこれはコロナ禍以前の話ですが――石橋さんは東京から弊社に通って、私たちの事業や思いについて聞いてくれました。そして、ご自身のスタンスも明確に示してくれました。

スタンスというと、具体的にはどのようなことでしょうか。

彼は「予防法務」という考えを大事にしていますよね。その彼が言うんです。「何かを始める『前』に必ず相談してください。ことが始まってからの相談になってしまうと、法律的なリスクヘッジがしにくくなります」と。このスタンスをしっかり教わったので、私たちは何かをする際に必ず石橋さんに相談しています。おかげさまで、彼と契約して3年以上、法的な重大事故は起きていません。

そんな石橋弁護士の強みはズバリ、どこにあると感じられていますか?

事業に対する理解度の高さです。弁護士の中でも「ビジネスに強い」という彼の理解力は本物で、弊社のサービスのこともよくよく把握し、その内容に最適な法的対策を提示してくれます。加えて、先ほども申し上げた通り、彼とは社員一人一人が直接やりとりできています。その影響で、社内のリスクヘッジ意識が向上している。危機管理体制も強化することができました。石橋さんには、感謝しかありません。

弊社とは、これからもその親しみやすさを全開に、おつき合いしていただければと思っています。